公開:2026年3月1日更新:2026年3月22日約8分で読める国交省ガイドライン準拠
完全ガイド
退去費用の相場と
計算方法
国土交通省ガイドラインをもとに、部屋タイプ別の相場・費用の分担ルール・入居年数による経年劣化補正を、わかりやすく解説します。
自分の請求額が妥当か気になる方へ
無料でチェックする →部屋タイプ別・退去費用の相場
1K(20〜25㎡)
3〜8万円ハウスクリーニング3〜5万円
クロス(壁紙)張替え0〜3万円(入居年数による)
💡 6年以上なら壁紙費用はほぼ発生しない
1LDK(30〜45㎡)
5〜15万円ハウスクリーニング5〜10万円
クロス(壁紙)張替え0〜8万円(入居年数による)
💡 面積が広いほどクリーニング費の比重が大きい
2LDK(50〜70㎡)
8〜25万円ハウスクリーニング8〜15万円
クロス(壁紙)張替え0〜15万円(入居年数による)
💡 部屋数が多い分、床補修などの項目も増えやすい
※上記はあくまで目安です。物件の状態・契約内容・地域によって変わります。
借主・貸主の費用分担ルール
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の使用で生じる汚れ・劣化(経年劣化・自然損耗)は貸主負担が原則とされています。
🏠
借主(入居者)負担
- ✗タバコのヤニ・臭い(喫煙による汚損)
- ✗ペットの引っ掻き傷・臭い
- ✗鍵の紛失・破損
- ✗大きな穴(釘・アンカー以上のサイズ)
- ✗故意・過失による壁・床の破損
- ✗水漏れを放置したことによるカビ・腐食
- ✗入居者が設置したエアコンの跡(壁面の穴を伴う)
🏢
貸主(家主・管理会社)負担
- ✓日焼けによるクロス・フローリングの変色
- ✓冷蔵庫・テレビなど家電の跡(通常使用によるもの)
- ✓画鋲・小さな釘穴(下地ボードに到達しないもの)
- ✓経年劣化による壁紙の汚れ・変色
- ✓通常使用による畳の変色
- ✓建具の建付け不良(経年劣化によるもの)
- ✓ハウスクリーニング費(特約なし・通常清掃で維持していた場合)
クロス(壁紙)の入居年数別 借主負担割合
クロスの耐用年数は6年とされており、入居年数が長いほど残存価値が下がり、借主が負担できる金額は小さくなります。
| 入居年数 | 借主負担割合 |
|---|---|
| 〜1年 | 100% |
| 2年 | 67% |
| 3年 | 50% |
| 4年 | 33% |
| 5年 | 17% |
| 6年〜 | 〜1円 |
※クロス1㎡あたりの相場は約1,000〜1,500円。壁面積は専有面積×約2.5倍が目安です。
鍵交換費は誰の負担?
国交省ガイドラインでは、入居者の入替えによる鍵交換費用は原則として貸主負担とされています。ただし、鍵を紛失した場合は借主負担になります。
費用の目安は1〜3万円程度。「退去清算書」に鍵交換費が含まれていたら要確認です。
退去時にやること チェックリスト
①
入居時の写真・動画を確認する(比較用)
②
退去前に部屋全体を写真・動画で撮影(タイムスタンプ付き)
③
立会い検査に同席し、指摘内容をメモ・写真で記録する
④
請求明細を受け取り、各項目の単価・数量を確認する
⑤
敷金精算書の受け取りを書面で確認する
⑥
納得できない項目は書面(メール)で質問・回答を求める
⑦
必要なら国民生活センター・法テラスに相談する